4月25日(月)、日本ピアノ調律師協会主催による「第17回新人演奏会」が東京文化会館小ホールで開催されました。
出演したのは、音楽総合学科音楽教員養成コースをこの3月に卒業した岩佐朋美さん。藤井亜紀先生の指導により練習を重ねてきた岩佐さんは、シューマンのピアノソナタ第3番 ヘ長調 Op.14の第1楽章を、磨き上げたテクニックで表情豊かに演奏しました。
一方、5月4日(水・祝)には読売新聞社主催「第86回新人演奏会」が東京文化会館大ホールで開催され、今年は演奏学科器楽コースと声楽・オペラコースから2組の卒業生が出演しました。
聖徳大学音楽学部では日頃、特に「アンサンブル」の力の向上に重点を置いています。この日は、フルートの高橋梨野香さんとピアノの熊谷ちひろさんがプーランクのフルートとピアノのためのソナタより第3楽章を、またメゾ・ソプラノの田島萌さんとピアノの藤岡千晶さんがブラームスの歌曲「永遠の愛」Op.43-1を演奏し、アンサンブルの実力を見事に披露しました。
コンサートに向けて、出演した2組4名は、アンサンブル・ピアニストとして活躍されている森島英子先生と大野真由子先生から的確なアドヴァイスを受けながら練習を重ねてきました。当日の演奏では、練習の成果が音楽の自然な流れを生み出し、バランス感覚に優れた音楽表現となって実を結びました。
卒業生の皆さんの益々のご活躍、ご発展をお祈りします。