山本まり子先生の担当する音楽学部1年生の必修科目「音楽と社会(音楽キャリア教育Ⅰ)」に、ゲスト講師として音楽専門出版社アルテスパブリッシング代表の木村元さんをお招きしました。
お話のタイトルは「〈ふつう〉と〈とくべつ〉をつなぐこと──音楽と編集について」。木村先生は『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』(青山通著)の誕生エピソードを通じて、編集者とはどんな立場で何をする仕事なのかを具体的に説明してくださいました。
音楽や本に対する個人のこだわりや熱い思いを、一般の人にどのような言葉やタイトルで伝えたらよいだろうか――。お話をうかがったあとはグループに分かれてミニ・ワークショップを実施。メンバーの一人の話をもとにイベントを企画し、それにタイトルをつけてみようという試みです。各グループの代表が発表すると、みな仲間たちのアイディアにうなずいたり笑みがこぼれたり。編集者は「送り手」と「受け手」という複数の目を持つことが大切だと実感することができました。
*音楽キャリア教育に関する過去のブログ記事
・2014年10月9日「音楽と社会(音楽キャリア教育Ⅰ)」でキャリア支援室を使った実践的授業
・2014年10月2日「音楽と社会(音楽キャリア教育Ⅰ)」にゲスト:静岡県警察音楽隊隊員が来訪
・2014年6月27日「音楽生涯学習論(音楽キャリア教育Ⅱ)にゲスト講師:高齢化社会に求められるピアノ講師の役割」
・2013年12月13日「音楽と社会(音楽キャリア教育Ⅰ)」にゲスト講師:音声メディアの仕事とは?
・2013年6月28日「音楽生涯学習論(音楽キャリア教育Ⅱ)」に自衛隊音楽隊がゲストとして来訪